【稲田堤】高尾山ハイキング
新たに加わった新入生も参加しての今年初の特別活動は、高尾山ハイキングでした。
梅雨の走りなのか不安定な天気が続く中、見事に晴れてくれて気持ちよく行くことが出来ました。
稲田堤キャンパスからは電車で40分程。京王線エリアなので皆何度も行ったことがあるかな、と思ったのですが、意外と初高尾山の子が多かったです。
高尾山口駅は新緑の一番いいシーズンなので、平日というのにハイキングの人たちでいっぱい。
遠足の幼稚園児たちや小学生もたくさんいました。
小学生たちが「リフトいいなー」と言いながら登山道に入っていくのを横目に、私たちはリフトへ。
リフトは12分でグングン上がっていきました。振り返ると両脇を緑に縁どられた視界の先に小さく町が見えます。
普段あまり話さないキャンパス生同士も、二人乗りリフトで何かお話ができたかな。
登りは初心者向けの1号路から行くことにしました。
「霊気満山」と書かれた浄心門をくぐり薬王院の境内に入ると直ぐに、役行者を祀ったお堂がありました。見ると足腰の健康や腰痛の治癒を祈願するところだとか。
丁度この遠足直前に腰をやられてしまった生徒がいたため、これはお導きかと皆も一緒早く治るようにお祈りを。
途中あった百八段の階段も、流石体力溢れる高校生、年配者を抜かしてすいすいと上っていきました。その後を息を切らして追う私達…。
薬王院に到着すると、天狗像が迎えてくれました。
高尾山と言ったら天狗と修行者ですね。天狗のポーズで写真というお遊びにも付き合ってくれる生徒たち。
左右に天狗の大きな面が掲げられた本堂の前では山伏装束のお坊さんが大勢を前にお話をされていました。
薬王院は744年、奈良時代に聖武天皇の勅令により開山されたお寺で、成田山新勝寺、川崎大師平間寺(稲田堤キャンパスも1月に初詣で行きました)とともに関東三大本山だそうです。
また高尾山は山岳信仰に由来する修験道の山なので、今でも滝行などが行われているそうです。
私たちは学業成就の祠を中心にお祈りして、先に進みました。
段々頂上が近づくと、少し疲れて口数も少なくなります。そこを元気におしゃべりしながら抜かしていく幼稚園児たち。この子たちはおそらくリフトも使わず、下からずっと歩いてきています。高校生も敵わない幼稚園児の若さとパワー、恐るべし。
頂上には既にたくさんの人がいました。視界が開け、遠くの山々が見渡せました。
私たちもシートを敷いてお昼休憩。中学生の時何やってた?なんて話に花を咲かせました。
帰りは吊り橋のある4号路から。
違い木の根がボコボコと出ている狭い山道を1列になって進みます。
緑が鮮やかで鳥の声があちこちから聞こえてきて、人が多い参道の1号路とはまた違った風情です。
お天気は良かったけど、木陰になっているため汗だくになることもなく、気持ち良い風が吹いてどんどん進めます。
あっという間に元のリフト乗り場まで戻ってきました。
最初は運動不足だから登山なんてできるかな、と心配していた面々も、意外とサクッと気軽に行ってこれたね、という感想でした。
運動不足解消にもなるし、何より季節を感じて歩くのは気持ちがいいから、また来年も高尾山に行こうかと思うくらいでした。
その前に秋の遠足で紅葉の髙尾山?慣れてきたら下から全部歩くのもいいですね。
でも下からは体力に自信が無いって、参加する子がいなくなっちゃうかな?