【横浜南・逗子】JAMSTEC見学

7月6日(木)に横浜南・逗子キャンパス合同でJAMSTEC(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)横浜研究所に校外学習に行きました。

 



JAMSTECは、海と地球の研究所として様々な研究を行っています。

 

 


まずは映像を使って、研究内容などを説明していただきました。


地球深部探査船「ちきゅう」を使って、地球の内部奥深くまで掘ることで、地震や地球に生命が誕生した謎などを解明しようとする研究、メタンハイドレードなどの海底資源の探索と利用のための研究など、海を研究することによって地球と生命のまだ知られていない謎を解明しようとしていることがわかりました。

とくに印象的だったのは、中央に置かれた半円球の地球を模したスクリーンでした。

 

そこでは可視化された情報として、例えば温度で色分けされた海流が流れて動いていく様子を見ることができ、地図帳などの平面の情報よりも、具体的な情報としてよりよく理解することができました。

そして、次に地球のしくみを解明するために使われているスーパーコンピュータである「地球シミュレータ」の設備を見学しました。
そこでは施設の免震構造やコンピュータの性能などのお話を伺いました。
生徒からの質問にも答えていただき、設備内の室温が一定に保たれていることやスーパーコンピュータがリースであることがわかりました。

 



最後にロビーで「ブタメン」のカップを使っての水圧実験です。深海の圧力をカップにかけていくとどうなるか、みんな興味津々で実験を見ていました。


水圧をかけていくと、発泡スチロールでできているカップは空気の層が出て行くことによって、ぎゅっとミニサイズに圧縮されました。

 


ふだんの生活では感じることのない深海の水圧を目で見て感じることができる、とても楽しい実験でした。

人間にとって、自分を取り巻く世界を知る、ということはとても楽しいことです。

 


10代の様々なことを吸収する時期に、校外学習を通して多様な知識を得る体験をしてもらいたいと改めて思いました。

 


2017年07月06日